あくまで当事者として
あけましておめでとうございます。
昨年は、一年を通じてコロナウイルスが世界中で猛威を振るい、 社会全体の在り方に、大きな問いを投げかけたました。 人はどのような生き方をすれば、幸せを実感できるのか。 社会は、多様な災害を受入れ対処していけるのか。
ふと思います。 我が国の憲法には様々な意見が世の中にありますが、 少なくとも我が国の最高規範である日本国憲法には、
第二十五条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。 ② 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
と、明記されております。 素直に読めば、法人よりも先ずは国民(個人)が優先されると感じます。 多くを語るつもりはありませんが、 是非日本は、人に優しい国・社会であってほしいと考えます。
極論ですが、主権者である国民が生き生きと存在していれば、 一般的な法人はすぐに事業再開できるのです。
但し、例えば現状のコロナの状況下では、社会を支えている医療機関や、 医療従事者、その周辺関係者等は、休むことすらもできません。 国家として例えば医療機関等に対して即時できること、 多少準備が必要なこと、中長期的視野で準備を進めることを、 勇気をもってしっかり行ってほしいと思います。 そうした際に本当に必要な活動をしているのですから、 近視眼的な採算性に目を向けず、予算配分をしてほしいと思います。
感染症、激甚災害、様々な格差、高齢者介護、テロ紛争、サイバー攻撃、 戦略技術ノウハウ不正取得や流用等、・・・。 現代の日本社会は、この憲法条文を脅かす危機が、 一部すでに顕在化してしまっていると感じます。 国家として多様化した危機への具体的対処が早急に行われることを期待します。
同時に、いち国民としては、 上記の国家としての国民や即時対処が必要な法人等への対処が迅速に行われれば、 困難な課題を突破する鍵をすでに人々は持っていると考えます。 その鍵とは、一人ひとりが社会の一員としての自覚を持ち、 あくまで当事者意識をもって、正しい心で社会や組織に参加し、 生きていくことだと思います。
今年もまだまだ予断を許さない一年になる可能性が高いと感じます。 社会の構成要素の最小単位は、個人です。 私自身も、健全なものの考え方で、歩んでいきたいと存じます。 何としてでも、社名のような世の中を次世代に手渡したいです。 本年も、よろしくお願いします。
グローバルフレンドシップ株式会社 代表取締役社長 保倉 豊
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