20年目のGFI電子割符(R)
今年は弊社にとって非常に大きな節目となる年です。
弊社が世界に先駆け自力で開発した、 代表的秘密分散技術である、GFI電子割符(R)が20年目を迎えました。 開発着手した頃は、まさにPKIを用いた認証の仕組み等が、 電子商取引市場の創出に伴い、大々的に普及していく時代でした。
しかしそうした環境下でも、根本的な情報セキュリティの課題や、 現代のようなAIや量子計算機が登場した際の情報セキュリティを、 真剣に考える人たちが居ました。
情報社会が実社会の基盤として機能し、 大きな影響を人類・社会に及ぼすことを明確にイメージし、 且つ、そこで想定される危険に対し、 具体的な対策等を実現しようとしていた人たちです。
1999年9月に実際に電子割符を自力で開発し、 世界で最初に市場供給開始した弊社もその中に入ると考えております。
人類が、知識・情報を有効に利活用できるようになり、 社会的な進化を加速したことは言うまでもありません。 他方、知識・情報の重要性という意味においては、 戦時においても、情報を制する者が戦を制することは常識です。
2001年9月11日の、 あのニューヨークの世界貿易センタービルへの攻撃は、 人類史上に残る許されざる事件ですが、こうした実社会の事件は、 人類が築き始めた新たな社会(情報社会)における情報流通等にも、 巨大な影響を与えました。
故に平時であれ有事であれ、 情報(情報資産)の取扱は、本来非常に神経を使うものであり、 その安全安心を支えるセキュリティ技術は、 まさに社会安全保障とも密接な関係のある技術なのです。
近年、プライバシー問題等も加わり情報セキュリティの重要性が、 改めてクローズアップされておりますが、 そもそも情報化において、安全安心を根底に据えなければならないことは、 最初に情報化の歩みが始まったことから指摘され続けてきたことです。
何故ならば、情報化が進むということは、巨大な情報の集約化が進み、 その情報自身の利用価値が飛躍的に高まることを意味するからです。 一般論として、何かの価値が極度に高まるということは、 そこに様々な危険が伴うことも意味します。 つまり、情報化にはセキュリティが必須なのです。
実社会と情報社会がシンクロした新たな社会環境下で、 広く歓迎される技術の利活用、更に歓迎されざる技術等の乱用等への抑止。 このバランスを考えなければなりません。 弊社は、そうした時代の流れを受け、 この節目の年に、新たなアクションを起こす予定です。
先月リリースでも記載しましたが、
ー引用部ー どのような状況下でも、 相手を信頼でき笑顔でいられるような世の中を、 実現したいと考えたのです。 そして「沢山の人を幸せにしたい」と願いました。 ー引用部ー
GFI電子割符(R)を市場供給開始し、20年。 そろそろ弊社創業理念に近いアクションを起こすこととします。
近年、勇気ある市民のフリーハグ活動が広まっています。 もう一度電子割符開発着手の原点の思想に戻り、 自らが一市民として、電子割符が欲しいと感じた、 単純だけど広く社会に役立つ、 その利活用の仕方を具現化し市場供給していきます。
グローバルフレンドシップ株式会社 代表取締役社長 保倉 豊
【追伸】 台風第15号により甚大な被害に遭われた皆様が、 一刻も早く平穏な生活に戻ることができることを、 微力ながら心よりお祈りしております。
本件に関し、ご質問等ありましたら、
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