代表的秘密分散技術であるGFI電子割符(R) Pro V3 評価版リリース
昨年春にご案内した、弊社電子割符ライブラリのメジャーバージョンアップに関し、 先ずはWin用の評価版を、現状正式技術ライセンス及び保守サポート先様に向け、 リリースします。
現行のProV2との大きな違いは、
①AIや量子計算機出現の時代背景を踏まえ、アルゴリズムの一部強化に加え、 最小割符サイズの安全性マージンを従来よりも更に大きくしました。 ②生成する割符のサイズに関する自由度が向上しました。 旧バージョンでは、一つの割符をライブラリ側で自動計算し、 最小サイズを決定しておりましたが、 V3では、生成する複数(*)割符サイズに関する%(比率)指定が、 簡便にできるようになりました。 (*③参照のこと、比率に関しては多少の誤差は生じます) ③n,n型の場合には、特にサイズ指定に大きな自由度が持てるようになりました。 ④生成された割符を確認することで、 弊社がどちらにライセンスした電子割符ライブラリで、 生成した割符なのかをチェックできるようになりました。
上記のような新機能を、現行のProV2電子割符ライブラリの各性能を高く維持しつつ、 実現しています。 (下記の「現行GFI電子割符(R)のメジャーバージョンアップ」参照のこと)
今後、評価版への各社コメント等を踏まえ、 更にLinux版、Mac版をリリースする予定です。
AIや量子計算機等の出現と、高度化するサイバー環境は、 その社会基盤で利活用されるセキュリティ技術に対し、 念には念を入れたものづくりの精神と技術力が要求されます。 一朝一夕には作り上げることはできません。
1999年から秘密分散技術(電子割符)を市場供給継続し続け、 官民合わせて200万ライセンス以上の実績を有し、 複数回の外部評価等も有する弊社だからこそ提供できる、 レベルがあります。
GFI電子割符(R) Pro V3は、新時代の扉を開きます。 ご期待ください。
2019年01月29日 グローバルフレンドシップ株式会社 代表取締役社長 保倉 豊
注: 最近、弊社技術の外部評価と同じ評価が得られる技術である等と自称し、 似て非なる技術実装の商品等の営業をしている企業等がある。 との連絡がありました。 商品選択の際には、GFI電子割符(R)の正式なライセンスと保守を受け、 弊社了承のうえ適切な実装がなされているかを、ご確認ください。
本件に関し、ご質問等ありましたら、
まで、お問い合わせ下さい。
本文記載の会社名及び製品名は、それぞれ各社の商標又は登録商標です。
本件関連の過去のリリース:下記の過去の関係リリースから抜粋します。
- [2019.01.21] 注意喚起 http://www.gfi.co.jp/01news20190121_456.html
- [2018.09.12] 秘密分散技術の組織内導入に向けた検討参考資料が公開されました http://www.gfi.co.jp/01news20180912_450.html
- [2018.01.19] 現行GFI電子割符(R)のメジャーバージョンアップ http://www.gfi.co.jp/01news20180119_441.html
- [2017.11.28] 弊社及びGFI電子割符(R)の概要資料です(少し詳しい版) http://www.gfi.co.jp/01news20171128_437.html
- [2017.08.23] 今、現実解が必要ではないでしょうか http://www.gfi.co.jp/01news20170823_431.html
- [2016.03.01] 秘密分散技術(電子割符)の標準化に向けたガイドライン http://www.gfi.co.jp/01news20160301_400.html
- [2015.12.26] 産総研様との共同研究の第二期結果概要報告 http://www.gfi.co.jp/01news20151226_393.html