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[2015.04.30]

産総研様との共同研究の第一弾結果概要報告

「国立研究開発法人 産業技術総合研究所(理事長 中鉢良治、所在地:東京都千代田区、以下、「産総研」という)様と弊社GFIの共同研究活動の経過報告等」

先にお知らせしております表題共同研究に関する経過成果等の公表の一環として、第1期「電子割符方式のアルゴリズムの厳密な理解」の報告書が届きましたので、下記のとおり報告書記載内容の抜粋等をお知らせします。今後も計画している共同研究成果概要は公表していく所存です。現状はあくまで経過報告であり、詳細公表は控えております。

ーー以下、共同研究第一期成果報告書記載内容抜粋部開始ーー

共同研究成果報告書

研究課題名:

電子割符技術の安全性評価および実証実験と当該技術の技術標準化に向けた準備

 (第1期:電子割符方式のアルゴリズムの厳密な理解)

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 縫田光司 平成27 年3 月11 日

概要

本共同研究第1期では、今後の電子割符方式の安全性評価に向けたアルゴリズムの構成の整理を行うとともに、安全性評価の事前考察、および今後作成する一般向けの同技術の解説文書について素案の作成を行った。

  1. 電子割符方式のアルゴリズムの整理
    本報告書では、電子割符方式の通常モードの構成について記述し、モバイルモードについては割愛する。本報告書では、電子割符化される元データ(ビット列)を記号m で表す。電子割符方式の割符生成アルゴリズムは以下のように記述できる。
    ー以下、略ー
  2. 素朴な攻撃に対する電子割符方式の安全性検討
    ここでは、電子割符方式の安全性評価の最初の一歩として、最も素朴な攻撃である、攻撃者が割符の一つwi を入手して元データm を推測する攻撃について検討する。しかも、議論の簡略化のため、以下のような攻撃者にとってかなり有利な状況を仮定することにする(このような状況で電子割符方式が安全であれば、現実の状況ではさらに安全といえる)。
    ー中略ー
    ~以上より、現時点までに分析した上記攻撃法の範囲に限れば、現実的且つ合理的な元データの完全復元手順は存在しないものと考えられる。今後の安全性評価では、上述の様々な仮定をより現実の状況に近づけた上での元データm の復元確率の評価や、元データm の完全復元だけでなく部分復元攻撃に対する安全性評価が必要と考えられる。
  3. 一般向け解説文書の素案
    別紙として添付する。
  4. ーー以上、共同研究第一期成果報告書記載内容抜粋部終了ーー

    本件問い合わせ先:

    グローバルフレンドシップ株式会社
    担当:保倉 豊 

    参考:
    お知らせ:

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