その情報資産管理、重くないですか?
弊社では、本社移転に伴うISMS再取得に向けた準備を進めております。
再取得の際には、昨年の電子割符・秘密分散技術標準化に向けた市場先進事例のノウハウを活かした仕組みを実際に利用する予定です。
弊社が自社技術電子割符を用いた世界で最初のモデルとしてISMSを取得したのは、2005年01月のことです。取得した際に経営者として実感したのは、情報資産管理に関しやっと重い肩の荷が降ろせた。といったものでした。
「最重要機密資料を割符にして適切に分散管理する。」
ポイントは、たったそれだけのことなのですが、丸ごと情報漏洩するリスクは劇的に減少し、既存の情報管理手法とは大きな隔たりが生じます。
万が一の際に、関係の無い社員や出入りの業者等を疑う必要が無いのです。
経営者としての精神衛生上も非常に効果的であったと同時に、変な疑いをかけられることのない、快適な労働環境になることにも気づきました。
ISMS認定自体も大きな意味がありますが、法解釈上の優位性や利害関係者に対する説明、そこから、行政解釈上の優位性も出てきて主務大臣への説明等にも大きく役立ちます。更に、経営全般で言えば、社屋の物理的なセキュリティ投資、分散データの預け先の選択等のコストやリスク評価に関しても、大きな見直しが可能になります。
先般の東日本大震災では、多くの貴重な情報資産が消滅しました。
それは官民問わず、巨大な損失となりました。
そういった際に、もしも弊社が提唱し続けてきたように、大事な情報を適切に割符化して日常的に運用管理していれば、平常時の情報資産管理に役立てながら、実際に広域災害等が発生した際には強力なBCPの機能を果たせたと考えております。
巨大災害以外でも、情報資産の危機はいつ発生するか予測できません。
弊社では、電子割符・秘密分散技術の健全な市場普及を目指し、その技術標準化に取り組んでおります。その仕組みの一部を、いち早く体感・経験できるサービスにしていくことについて弊社を応援をしてくださる皆様と検討しております。
もっと人に優しい情報システム・社会システムを実現する為に、電子割符・秘密分散技術を健全に市場普及させていきたいと考えております。
これからも、宜しくお願いします。
本件に関し、ご質問等ありましたら、infoアットマークgfi.co.jp まで、お問い合わせ下さい。